独創的な道をつくる

先日、親子3人でのお話会をしました。

会場に12人、オンラインで10名の方々が参加してくださいました。

今、我が家を応援してくださっている方から、息子がとてもお世話になった中学校の担任の先生や、夫が亡くなり、復帰して3年目の時の同僚の先生、親を亡くした子どもの集まりでご一緒していた方など、幅広い方々に聞いていただきました。

元不登校の息子。ばりばりの進学校で、それなりの成績だったのを転学した娘。

気付くと二人とも「普通」「一般的には」とは言われない道を進んでいます。二人とも高校卒業後、大学進学という道を選びませんでした。

私の中に、これからは企業に就職するのではなく、自分で仕事を作る時代、という考えがあります。

自分で考え、自分で道を作り、自分の歩き方を考える。

それでなければ、この混沌とした社会を生き抜いていけない、と思っています。

「学校」という場で学んでいない二人は、ネットで情報を集めています。読んだり、聞き流したり。

そこからの情報が多いのかな、と思っていたのですが、お話会でそのあたりを尋ねてみると、二人は、「人」から学び、「日常生活」から考えを深めていることを知りました。やはり、人とのつながりの中で、人から学び、生活から学ぶ。

なんとなく、そうじゃないかな?とは思ってヒノワで試しているのですが、それを実践しているのが我が子だった、という驚き。

息子は、小さなころから自分の道しか進まない子でした。私に、いろいろな道があることを教えてくれた存在でした。みんな「普通」こう進むんじゃない?と思っていたレールから、大きく飛び跳ね、銀河鉄道のように、宇宙に向かって、え?そう創る?と驚くような線路。

娘は、「普通」に学校へ行き、「普通」に大学へ進学し、「普通」に就職すると思っていました。が、進学校の管理教育に耐えられず、体調を崩し始め、娘らしさがどんどん消えていきました。そこで、私から「普通」のレールから落としてみました。

宿題、しなくていいんじゃない?学校、行かなくていいんじゃない?休むこともできるよ。退学することもできるよ。私は、線路から1mほど落としたつもりでしたが、しばらくその場にうずくまっていた娘は、自分で線路を作り始め、それは平面的ではなく、立体的で色のついた線路となっています。娘も全然「普通」ではなくなり、こんなに面白い子だったんだと、再発見。

二人がどんな道を作り、どんな進み方をするのか、楽しみ。

時には、レールが戻ってくるかもしれない。壊れるかもしれない。自分で破壊するかもしれない。他の誰かと交わったり、立体交差したりするかもしれない。どんな道であれ、私は楽しみながら見ておきたいと思っています。

よく「生きていてさえいればいいよね。」との言葉を聞きますが、我が家はお父さんが亡くなっていますが、その後の自分たちの生活は暗いものではありませんでした。姿がなく、生きていないお父さんも、家族の一員です。

「例え生きられなかっとしても、いいかもしれない。」が私の言葉かな。

書いている間に日付が変わり3月3日となりました。ひな祭りの日ですね。久しぶりに7段のひな人形を出してみました。みなさんにとって、今日もいい日になりますように。

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