夫の初めての休職は娘の首が座った頃でした。
職場へ行けない、行っても具合が悪い日が続き、校長先生と教頭先生が家に来てくださいました。
まだ32歳だった夫、他府県からの再就職で働き始めたばかりの私、2歳の息子、生まれて間もない娘。
私たち家族をとても心配してくださり、夫はまだまだこれから先が長いから、焦らずに…と話してくださいました。
いきなり「心の病気」では、32歳の夫にはその先のことを考えると、不都合が起こるかもしれない。
取り敢えず、「メニエル病」ということにしましょう、ということになりました。
実際に「メニエル病の疑い」ということで耳鼻科からも薬をもらっていましたが、
この頃には、心の病気ではないかと、心療内科なども受診し始めていた頃でした。
細かなことは覚えていませんが、この頃から、休職~復職~休む~休職~プレ出勤…と繰り返した数年間だったと思います。
最初の休職中は、夫も大好きな鉄道の旅を楽しむ余裕がありました。
新婚旅行に行けていなかったこともあり、この時期に、神戸から北海道までの旅もしました。
親戚周りが好きだった夫の希望で、岩手の親戚を周り、青森経由で北海道へ。
娘4ヶ月、息子2歳。
いやあ、よく行ったものです。
そして、時折調子が悪くなると、やんちゃな息子を怒鳴りつける夫。
北海道の駅で、すごい剣幕で怒鳴り始め、その空気が嫌になった私は、
大きな荷物と娘を抱えていたけれど、
怒られている息子を夫から引きはがし、息子も抱っこ。
3つの荷物??を抱え、夫の怒りが収まるのを待ちました。
こんなことは神戸の駅でも、博多の駅でも、いろいろな所でありましたね。
それはまた追々書きたくなるかもしれません。
そして私は、娘が11か月の頃から復職。
3歳と1歳と病気の夫と仕事。
記憶にないほど慌ただしく、人生でこんなに大変なことがあるのだなあ、と思っていました。
大変って、大きく変わると書くよなあ。うんうん、大きく変わってる、私の暮らし。
想像を絶するって、こんなことかな?と思ったり…(笑)
でも、想像を絶することはこの後も続々と。
まあ、それまでの私の想像の範囲が狭かった、ということなのでしょう。
コメント